最近、一直下雨。東京也変得越来越涼。
佐藤先生、無事、札幌より戻って来られました(*^_^*)
改めて、地震の様子などをお聞きしましたところ、先生、こんな話をしてくださいました。
先生「東京に居て、外から災害状況を心配するのではなく、現場に居て、皆んなと声を掛け合えられたことが、とても意味があった」と仰います。
そうなんですね。と言うのは、佐藤先生、東日本大震災の時、直接体験されていなくて、今でもこのことを気に掛けています。
東日本大震災の瞬間、先生は、ちょうど香港へ向かう飛行機の中でした。香港空港に到着すると、周りの日本人がざわざわしていて、隣の方が、電話で「六本木ヒルズは安全だから、外に出ないように」と、興奮気味に指示されている声が聞こえたそうです。
先生も、日本で何かあったなと思いながら、中国大陸までの旅路を急いでいたところ、途中、東京株式市場で損害保険会社の株価が急落しているのが目に留まったそうです。
そこで、大変なことが起きているのかもしれないと、佐藤先生から国際電話がありました。普段、先生は、あまり電話を掛けてこられることはないので、余程、気にされたのだと思います。
もっとも電話が繋がったのは、そのとき1回だけで、それ以降は、日本への電話は全く繋がらなくなりました。
先生の滞在先である中国大陸や香港でも、連日、津波や原発事故の報道が溢れていたそうです。
その後、当初の予定通り、出張を終えられた先生が、日本へ戻って来られたのは、街の様子も大分落ち着いてきた頃でした。
街全体のお店が閉まっている様子もスーパーの空っぽの食料品棚も、先生は何も知りません。
先生曰く「僕は、あの衝撃的な映像だけしか知らなくて、実体験として、その場で、皆が感じたことが何も分かっていないんだ」と。
だから、今回、遠い所からテレビの映像を見て、札幌の様子を心配するのではなくて、その場の中に居て、皆んなと声を掛け合って、互いに語り合うことができたことは、何よりも代え難く、意味が深かったそうです。
今では、札幌も、もう大分落ち着いてきましたし、先日の滞在で、種蒔きをされてきたお仕事も、どんどん動き出してきました。
ただ、帰路の飛行機はガラガラだったそうです。札幌-東京線で、こんなに空いているのは、ほとんど見たことが無いそうで、観光などには、まだ影響が残りそうです。

先生が滞在された琴似の街並み、普段はこんな様子です。
季節的変化期間、還請各位、多多自愛。佐藤先生、也有軽微的感冒!(^^)