2020年01月29日

春節真っ只中ですが・・・

大家好!!(^_^)/

新年快楽!!!武漢加油!

春節真っ只中ですね(*∩_∩*)

私の母国中国では、今年の春節(旧正月)は1月25日。1月24日が大晦日で、明日1月30日までの一週間が春節のお休みだったのですが・・・。

今年は、新型冠状病毒(新型コロナウイルス)の影響で、いつもとは全然様子が違う印象です。

佐藤先生も、中国人のお客様と横浜中華街へお出掛けになる予定だったのですが、急遽中止になってしまいました。

今回のウイルスは、中国大陸のだいたい真ん中に位置している湖北省、その省都の武漢市が震源だそうですが、お客様の出身地は、正にこの武漢市です。

春節が始まる直前に、武漢では航空機や鉄道、地下鉄やバスまで、あらゆる交通機関が運行停止して、街全体が「封鎖」されてしまいました。

武漢市は人口1100万人もの大都市ですから「武漢封鎖」と言っても、そんなに簡単なことではないはずです。

お客様のご両親や親戚も武漢にお住まいですし、この春節期間を利用して、日本へ旅行される計画だとお聞きしていました。しかし、今はそれどころでは無くなってしまいましたし、とても心配です。心より無事を祈るばかりです。

今年の春節では、海外渡航先の人気トップは日本です。東京や大阪、北海道などが人気の旅行先になっていました。

私たち佐藤行政書士事務所のお客様の中にも、この春節期間に、日本へ旅行に来られる中国人ご家族の方々がたくさんいらっしゃいます。

東京周辺で、ゆっくり過ごされる方が多いようなご様子ですが、やはり北海道でスキーをやりたいというご家族もいらっしゃいます。皆様、予定通りだったのでしょうか。

そんな私たち佐藤行政書士事務所の地元、大崎・五反田エリア(東京都品川区)でも、あちらこちらのドラッグストアで、明らかに観光客風の中国人をたくさん見掛けます。マスクが在庫切れになっているお店も多いようです。

もし困っているようなことがあれば、「何かお手伝いができるか」声を掛けてあげようと、先生とも話しています。

いつもとはまるで違う春節。明日までのお休みが日曜日まで延長されました。こんなこと、私の人生の中ではじめての出来事です。

春節休暇延長、令人吃惊。可想而之、事態真的很厳重。
posted by ビザ・バンク at 18:03| 行政書士秘書の日記

2020年01月22日

不忘初心

大家好(^^)

中国語叫新型冠状病毒。武漢市出身的顧客很是担心。

ところで、私たち佐藤行政書士事務所にご依頼をいただくビザ申請手続には様々な事案があります。

過去に不法残留(オーバーステイ)や不法入国で強制送還された方や在留資格を取消された方もいらっしゃいます。

何らかの違反歴ある外国人が全て入国(上陸)を拒否される訳ではないのですが、こういった場面では、どうしても審査は厳しくなります。

佐藤先生がこれまでに受任したケースでも、たとえば強制送還歴のある案件では、徹底的に、当時の退去強制手続の記録を調査して、ご本人様の説明と食違いがないか等、慎重に事実関係を確認されていました。

他にも、強制送還後の経歴や受入れる日本側の事情、呼び寄せる必要性など、どのケースも、気が遠くなるくらい膨大な申請書類を準備されています。お客様にとっても大変な労力です。

佐藤先生曰く「ここまでやっても、入管は簡単には『許可』してくれないよ」と。

先生の仰る通りで、準備できたからと言って、決して安心できませんし、文字通りギリギリの「許可」を掴むという気持ちです。

そんな想いで掴んだ「許可」なのですが・・・・

先生「何年か経って、ご本人様も周りの方々も、ここに居ることが日常で、当たり前になっていることは本当に嬉しいことだと思う」と。

ただ当たり前過ぎてしまい、毎年やって来る在留期間更新手続まで、段々と緊張感が薄れてしまうことが心配だと話されます。

もちろん、お客様はしっかりと自覚されているお気持ちなのですが、時々ルーズになってしまうようなことが起こります。

ごく基本的な不注意であったり、雇用企業様にとっても、日本人とは別に注意が必要なことは多々あります。でも、ついウッカリでは決して済まされることはありません。

そのような時は、まずは挽回策を考えなければいけませんが、佐藤先生、ほとんど怒ることはありません。「丁度良い機会なのだから、当時の緊張感を思い出す切っ掛けにしよう」と。

毎回毎回、しっかりとした申請手続を行い、入管当局への信頼を積み重ねていく結果、より長い在留期間を得られるようになり、その延長線上に、永住ビザにも繋がっていくと、仰います (^_^)V

不忘初心,方得始終。做起来真的很難(>﹏<)

<関連ページ>
退去強制事由
posted by ビザ・バンク at 18:01| 行政書士秘書の日記

2020年01月15日

キムチの味

大家好 o(^_^)o

新年休暇過後、接着又是三連休了。
不知大家過得還好嗎??

先日、お客様が、自家製のキムチをわざわざ、事務所へ届けに来てくださいました(*^_^*)

こちらのお客様は、日本人のご主人様と韓国人の奥様です。私たち佐藤行政書士事務所でビザ申請手続を担当させていただくようになり、もう7年くらいです。

佐藤先生「一番最初の時、配偶者ビザを許可してもらうのに、本当に大変だったよ」と話されます。

当時、奥様は日本に滞在していて、ご夫婦は日本国内で知り合われました。一見すると、奥様は正規のビザをお持ちの様子です。

しかし、様々な事情の中、入管法上看過できない問題があり、佐藤先生は、このまま在留を続けることは困難と判断され、奥様は自主的に出国されることを決断されました。

一旦出国してしまうと、次に日本へ入国できる保障などありません。ご家族一同、文字通り断腸の思いの決断です。

奥様は、母国韓国へ帰られ、在留資格認定証明書交付申請の準備が始まりました。この間、ご主人様は何度も韓国を訪問されました。

それでも、どうしても佐藤先生が納得できる申請書類を完成させることが出来ません。それだけ困難な問題が過去の在留時にありました。

奥様の精神状態も考え、佐藤先生とご主人様が話し合われた結果、再申請を前提、つまり1回目の申請は「不許可」となることを前提に、在留資格認定証明書交付申請を行うことを決めました。

佐藤先生「東京入管へ不交付説明を聞きに行った時のことは今でもはっきり覚えているよ」と。

先生は「不許可」の説明を受けるため、1人で東京入管永住審査部門へ出掛けられました。すると、本件を担当された審査官が、直接先生と話をしたいと、わざわざ応対してくださいました。

佐藤先生曰く「今でも、その審査官のことも、二人で向かい合って、話した内容もはっきり覚えているよ」。

お互いに全く異なる立場にありますので、当然、考え方や見方も違います。しかし、両者の間には「入管法」というルールがあり、これが共通の物差しになります。

その後、先生から指示を受け、ご主人様を通した日本語ではなく、事務所から直接奥様と韓国語での聞き取りを始め、書類作成も全て韓国語で準備を進めました。

佐藤先生「入管側の本気度が伝わったよ、僕が納得できる申請書類が出来上がるまで着いて来てほしい」と。もはや奥様は「日本語」という言い訳ができなくなりました。

私たちアシスタントにとっても大変な作業でした。全てのやり取り、書類や資料も一旦は韓国語で作られ、それら全てを、メール文面や電話での会話まで一切を日本語に翻訳して、佐藤先生へ報告していきました。

過去の在留時の様々な事情について、日本語では上手く説明できないという言い訳はできません。先生は、隅にある本当に小さなことまで全て拾い上げ、奥様へ韓国語でお話するように求められました。

文字通り、徹底的に「結果」に拘る佐藤先生の姿勢は物凄い迫力です。必ず、次で「許可」を掴むという覚悟を感じました。

あれから、もう7年もの年月が経ちました。あっという間に過ぎ去っていったような気持ちです。

次回の配偶者ビザ更新申請を無事に終えたら、その先に、いよいよ永住申請の準備を進めたいと、佐藤先生、嬉しそうに話されます。

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佐藤先生、今天一天外出。剛剛才回到事務所、接着又要外出!(^^)
posted by ビザ・バンク at 18:02| 行政書士秘書の日記