2023年06月07日

台湾法改正と永住権

大家好(^^)

今天剛好是、五、六、七。剛剛写資料時発見的 (^_^)V

先日、たまたま台湾のニュースを見ていたら、立法院(国会)で改正出入国・移民法案が可決されたことが報道されていました。

台湾の大手通信社が配信した記事によると、この改正法案は外国人高度専門人材や永久居留許可(永住権)に関連する内容だったようです。

いくつかの改正点があるのですが、私がとくに気になったのは、永住権を維持する上での条件についてです。

これまで台湾では、永住権を維持するためには「年間183日以上の台湾滞在」が前提でしたが、今回の改正で「直近5年の平均で年間滞在日数が183日に満たない場合に永久居留許可を取り消す」と条件が緩和されたそうです。

おそらく永住資格を維持する上で、このような「滞在要件」を課している国は、他にもたくさんあると思います。

佐藤先生の大陸人朋友の大富豪も、1年間の半分くらいを外国で滞在されていますが、これは保有しているある先進国の永住権を維持するためです。

莫大な不動産資金を投資して、ご家族で永住権を手にされましたが、それを維持していくには、毎年、その国に長期間滞在することが必要です。

これに対して日本ですが、ひと度、永住許可されると、それを維持するための「滞在要件」はありません。

先の台湾記事は「条件緩和」でした。出張が多い上級管理職などが台湾に長期間滞在できない可能性を考慮して、条件を緩和したというのです。

日本でも、細かなことを言えば、在留カードの更新や再入国許可などはありますが、1年間のほとんどを日本で暮らさなくても、永住資格を失うことはありません。

ですので、私の周りでも「折角だから」とか「記念に」と言って、帰国する前に、日本の永住許可を取得していた知人は少なからずいます。

佐藤先生も「いずれ取消対象にしなければならないと思うよ」と仰います。

この知人たちが、日本で暮らしていく予定はありません。でも、日本へ自由に出入りできると誇らしげで、親戚には、先進国の永住権を持っていると自慢できます。

銀行口座を開設することもできるし、携帯電話に加入したり、必要があればマンションだって簡単に借りられます。

でも、日本はこれで本当に良いのだろうかと、つぐづく疑問に感じます。

先進国の永住権が、こんなに安っぽくて、軽々しく扱われてよいのかと、本当に複雑な気持ちです。

今天天気非常好。関東地区馬上進入梅雨季節了!(^^)
posted by ビザ・バンク at 18:09| 行政書士秘書の日記