2020年01月22日

不忘初心

大家好(^^)

中国語叫新型冠状病毒。武漢市出身的顧客很是担心。

ところで、私たち佐藤行政書士事務所にご依頼をいただくビザ申請手続には様々な事案があります。

過去に不法残留(オーバーステイ)や不法入国で強制送還された方や在留資格を取消された方もいらっしゃいます。

何らかの違反歴ある外国人が全て入国(上陸)を拒否される訳ではないのですが、こういった場面では、どうしても審査は厳しくなります。

佐藤先生がこれまでに受任したケースでも、たとえば強制送還歴のある案件では、徹底的に、当時の退去強制手続の記録を調査して、ご本人様の説明と食違いがないか等、慎重に事実関係を確認されていました。

他にも、強制送還後の経歴や受入れる日本側の事情、呼び寄せる必要性など、どのケースも、気が遠くなるくらい膨大な申請書類を準備されています。お客様にとっても大変な労力です。

佐藤先生曰く「ここまでやっても、入管は簡単には『許可』してくれないよ」と。

先生の仰る通りで、準備できたからと言って、決して安心できませんし、文字通りギリギリの「許可」を掴むという気持ちです。

そんな想いで掴んだ「許可」なのですが・・・・

先生「何年か経って、ご本人様も周りの方々も、ここに居ることが日常で、当たり前になっていることは本当に嬉しいことだと思う」と。

ただ当たり前過ぎてしまい、毎年やって来る在留期間更新手続まで、段々と緊張感が薄れてしまうことが心配だと話されます。

もちろん、お客様はしっかりと自覚されているお気持ちなのですが、時々ルーズになってしまうようなことが起こります。

ごく基本的な不注意であったり、雇用企業様にとっても、日本人とは別に注意が必要なことは多々あります。でも、ついウッカリでは決して済まされることはありません。

そのような時は、まずは挽回策を考えなければいけませんが、佐藤先生、ほとんど怒ることはありません。「丁度良い機会なのだから、当時の緊張感を思い出す切っ掛けにしよう」と。

毎回毎回、しっかりとした申請手続を行い、入管当局への信頼を積み重ねていく結果、より長い在留期間を得られるようになり、その延長線上に、永住ビザにも繋がっていくと、仰います (^_^)V

不忘初心,方得始終。做起来真的很難(>﹏<)

<関連ページ>
退去強制事由
posted by ビザ・バンク at 18:01| 行政書士秘書の日記