2020年02月26日

出生する子の国籍は?

大家好!!!

大家、三連休過得好嗎??

昨年末頃から、私たち佐藤行政書士事務所では、おめでたラッシュで、幸せ満開の様子です(*^_^*)

と言うのも、ご夫婦のお客様から次々と妊娠の話題をお聞きして「〇月出産予定」とご報告をくださいます。

私たちの事務所では、世の中一般とは少し違っていて、「ご夫婦」といえば国際結婚のこと、日本人と外国人のご夫婦や外国人同士のご夫婦もいらっしゃいます。

日本人同士のご夫婦でしたら、日本の病院で出産して、お子様は両親の戸籍に就き、日本国籍を取得するのがごく普通な事ですが、国際結婚の場合は、お子様の国籍等を巡り様々な事情が異なります。

出生時の国籍取得の方式には、各国の国籍法において、大きく出生地主義と血統主義という考え方があります。前者は、親の国籍に関係なく、自国で生まれた子に国籍を与えるもので、後者は親の国籍を継承するもの、これには父系血統主義や父母両系血統主義があると、佐藤先生が説明してくださいました。

出生地主義は移民国家に多く見られ、代表例はアメリカです。日本も私の母国中国も父母両系血統主義になります。

余談ですが、日本でも昭和59年12月までは父系主義が採られていましたので、外国人父と日本人母の間に生まれた子には日本国籍が与えられませんでした。現在30歳代くらいまでの方々が当てはまりますので、決して歴史上の出来事という訳ではないです。

こちらのテーマも、佐藤先生は思うことがたくさんあるご様子ですので、別の機会にお話したいと思います。

ところで、世界の中には、二重国籍(多重国籍)を認めている国もありますが、日本では二重国籍は認められていません。私の母国中国も同じです。

例外もありますが、近隣のアジア諸国では、日本と同様に、国籍選択年齢に達していない場合以外の二重国籍を認めていないことが多いです。

この「国籍」について、本当にご両親の考えは様々です。

奥様が外国人で、母国に里帰りして出産されるお客様もいらっしゃいますが、私たちの事務所では、母国へは帰らず、日本で出産されるお客様が多いように思います。

たとえば、日本人と中国人のご夫婦でも、日本で出産し、日本で育てていくのだから、当然お子様は「日本人」という方もいれば、大人になって自分で国籍を選択すればよいというお客様もいらっしゃいます。

ところが、中国国籍法の考え方は血統主義に基づいていることは明らかですが、出生地主義的な要素も取り込まれていると、佐藤先生、話されます。中国国内で出生した場合と外国で出生した場合を区別しているからです。

中国公民の子が、中国で出生した場合は中国国籍を取得します。他方、外国で生まれた場合も、中国国籍を取得しますが、外国に定居し、子が出生と同時に外国国籍を取得している場合は中国国籍は取得しないとされています。

しかも日本の国籍法のように、所定の期限(年齢)までは多重国籍であっても国籍を選択できるという規定はなく、猶予期間は定められていません。

中国国内で出生した場合でも、中国国籍法の立場からは、中国国籍だけを取得することになります。明確に二重国籍を認めていないため、日本のパスポートで出国することができないことになってしまいます。

この場合、中国パスポートを取得して、日本国大使館等への査証申請を行なうことになりますが、既に日本のパスポートを取得していると、法的には、さらに複雑な問題が起こります。

このように国際結婚では、お子様の「国籍」について、とてもとても難しい問題を引起す可能性が十分あります。

ただ1つの国の法律で解決できることではなくて、関連国の国籍法を比較して、それぞれの国で、実際の運用も含めて、しっかりと調査する必要があると、先生、仰います。

両親の想いとして考えた事が、現実とは大きく異なる結果となり、取り返しが付かない事態になってしまうのであれば、とても残念です。

不管怎様、祝福顧客幸福美満、能生一個健康的宝宝!(^^)

<関連ページ>
中華人民共和国国籍法(日本語訳)
posted by ビザ・バンク at 18:05| 行政書士秘書の日記