2023年11月15日

実録留学生の就労ビザ:2

大家好!! (^_−)−☆

佐藤先生、今天一早去東京入管。从這個月開始、一直使用的専用窓口移動了。

前回は、社長様とご本人様が揃って、就労ビザへ在留資格変更をご依頼されるために、事務所へお見えにならましたが、このままでは、許可の目途が立たないことをお話しました。

今回は、10分間の休憩を挟んでご相談の続きから・・。

先生、自室から会議室へ戻って来られました。

そうすると「どうしましょうか?お二人でどんな話をされましたか?」とお尋ねになられます。

社長様からは、どうしても採用したい人材、ご本人様からは、この会社でどうしても働きたい。しかも、遠い将来は別として、今の時点では、別の職務内容に変えることもできないと仰います。

ご本人様は、東南アジア出身の留学生様ですが、佐藤先生、とても日本語能力が高いことを感心されているご様子です。

私も元留学生ですが、中国人の留学生は同じ漢字圏ですので、皆、日本語能力が非常に高いです。N1も当たり前、何回も合格している人も多数います。

しかし、それは中国人だからであって、東南アジア出身の留学生様が同じように日本語能力が高いとは限りません。

すると、先生「どうしてN2なの?N1も合格できると思うよ」と。

こちらのお客様は、現在N2をお持ちです。しかも、日本へ留学する前、本国で受験されて合格されたそうです。

その後に来日、日本語学校へ入学し4年制大学へ進学されました。現在、N1に合格する実力は十分あるはずです。

佐藤先生「もしN1に合格すれば、就労ビザへ在留資格変更の道が開かれるよ」と。

比較的新しい資格で、留学生の就職支援のため在留資格「特定活動」(本邦大学卒業者)というビザがあります。

技術・人文知識・国際業務ビザでは、希望されている職務内容には該当しないので、許可される目途が立ちません。

しかし、こちらの新しい在留資格でしたら、多少の見直しをするだけで許可される可能性が高いから、職務内容を変える必要もありません。

唯一問題となるのは、現状のままではダメで、ご本人様がN1に合格しなければならないことです。

私も留学生の頃を思い出すと、大学への通学とアルバイトに日々追われていて、日本語能力試験を受験する余裕がない気持ちは分かります。

それに、N1レベルになると、日常の会話では足りないので、受験用に勉強や対策も必要になってきます。

この場では決められないだろうから、社長様とご本人様でじっくり話し合って決めるように助言され、ご相談が終了となりました。

あとは、ご本人様同士で、よくよく話し合って、最良の方法を見付けていただきたいと思います。

最後に、私、今回のご相談を通じて、やはり早くに相談することが何よりも大事だと、改めてつくづく思いました。

日本語能力試験は年2回しか実施していませんので、時期が遅ければ間に合わなくなってしまいます。

今回のご相談でも、もしギリギリのタイミングでしたら、このような方法は候補にさえ挙がらなかったはずです。

東京入管一直都是人很多、沒有方法。受付窓口也経常変更。請大家多々留意!(^^)
posted by ビザ・バンク at 18:02| 行政書士秘書の日記